「空飛ぶ広報室」 有川 浩

「空飛ぶ広報室」のあらすじ 不慮の事故で夢を断たれた元・戦闘機パイロット・空井大祐。異動した先、航空幕僚監部広報室で待ち受けていたのは、ミーハー室長の鷺坂、ベテラン広報官の比嘉をはじめ、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった。そして美人TVディレ…

「ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌」 神山典士  

今となっては話題にも上らない「佐村河内事件」です。先日、市民図書館に出かけた際に、書棚を見ていたら、たまたま目に入って借りてしまいました。もう3年程前の事件です。 当時はあまり興味もなかったので、全聾の天才作曲家に実はゴーストライターがおり…

「墜落の夏」 吉岡 忍

「墜落の夏」の内容 1985年8月12日、日航123便ジャンボ機が32分間の迷走の果てに墜落し、急峻な山中に520名の生命が失われた。いったい何が、なぜ、と問う暇もなく、遺族をはじめとする人々は空前のできごとに否応無く翻弄されていく…。国内最大の航空機事故…

「陽気なギャングが地球を回す」 伊坂幸太郎

「陽気なギャングが地球を回す」のあらすじ 嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車…

「流」 東山彰良

「流」のあらすじ 1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。大陸から台湾、そして日本へ。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。台湾生まれ、日本育ち。超弩級…

「夢幻花」 東野圭吾

「夢幻花」のあらすじ 花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。一方…

「精霊の守り人」 上橋菜穂子

「精霊の守り人」のあらすじ 老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、…

「ソロモンの偽証」 宮部みゆき

文庫版を1年くらい前に購入していたのですが、6冊というボリュームなので、なかなか手が出ず、積読状態になっていた小説です。ようやく読み始めましたが、もっと早くに読めばよかったと後悔しました。それくらい夢中になって読める作品です。超長編なので…

「道化師の蝶」 円城 塔

第146回芥川賞の受賞作です。田中慎弥さんの「共喰い」との同時受賞です。 円城塔氏の作品は、伊藤計劃氏との共作「屍者の帝国」を以前に読んだことがあるだけでした。その感想はいずれ書こうと思っていますが、文章表現がかなり難解でした。 純文学はあまり…

「69 シクスティナイン」 村上 龍

「69」のあらすじ 1969年、この年、安田講堂事件が起き、東大は入試を中止した。アポロが月に行き、ビートルズが「アビーロード」を、ローリング・ストーンズは「ホンキー・トンク・ウイメン」をリリースした。ベトナム反戦運動が高まり、基地の町・佐世保…

「これからの「正義」の話をしよう」 マイケル・サンデル

副題は「いまを生き延びるための哲学」 原題は「Justice – What’s the Right Thing to do?”(正義―何が正しいことなのか)」 正義に関する哲学書です。哲学と言っても、政治哲学に分類されるようです。哲学書を読むのは、全くの初めてでした。というよりも、…

「ジェネラル・ルージュの凱旋」 海堂 尊

「ジェネラル・ルージュの凱旋」のあらすじ 桜宮市にある東城大学医学部付属病院に、伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院した頃、不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元には、一枚の怪文書が届いていた。それは救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着し…

映画 「忍びの国」 

映画「忍びの国」を観てきました。 小説がかなり面白かった(私の感想ですが)ので、公開されたらすぐに観に行こうと思っていましたがなかなか忙しく、ようやく見に行くことができました。 「忍びの国」はもともとオリジナル脚本として書かれ、それをベース…

「ナイチンゲールの沈黙」 海堂 尊

「ナイチンゲールの沈黙」のあらすじ 小児科病棟に勤務する浜田小夜の担当は、眼の癌=網膜芽腫の子供たち。看護師長・猫田の差配で、不定愁訴外来の田口公平は彼らのメンタルサポートをすることになった。だが同じ頃、患児の父親が殺され、小夜は警察に嫌疑…

「本を読む人だけが手にするもの」 藤原和博

読んでみて最初の感想は、読めば読むほど納得させられる思いでした。 この本はおそらく本を読まない人、もしくは、ほとんど読まない人に対して書かれているのだと思います。そもそも、そういう人がこの本を手にするかどうかも疑問ですが。 それはさておき、…

「海底二万海里」 ジュール・ヴェルヌ

読んだことはなくても、誰でもそのタイトルを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ジュール・ヴェルヌのSF冒険小説の傑作だと思います。何よりすごいのが、この作品が発表されたのが、1870年ということです。1870年は日本でいえば、明治3年です。…

「イン・ザ・プール」 奥田英朗

「イン・ザ・プール」のあらすじ 「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪…

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」 フィリップ・K・ディック

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」のあらすじ 長く続いた戦争のため、放射能灰に汚染され廃墟と化した地球。生き残ったものの中には異星に安住の地を求めるものも多い。そのため異星での植民計画が重要視されるが、過酷で危険を伴う労働は、もっぱらアン…

「怒り」 吉田修一

「怒り」のあらすじ 若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。そして事件から一年後の夏―。房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、大手企業…

「沈まぬ太陽(会長室篇)」 山崎豊子

「沈まぬ太陽(会長室篇)」のあらすじ 「空の安全」をないがしろにし、利潤追求を第一とした経営。御巣鷹山の墜落は、起こるべくして起きた事故だった。政府は組織の建て直しを図るべく、新会長に国見正之の就任を要請。恩地は新設された会長室の部長に抜擢…

「沈まぬ太陽(御巣鷹山篇)」 山崎豊子

「沈まぬ太陽(御巣鷹山篇)」のあらすじ 十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は五百二十名―。…

「沈まぬ太陽(アフリカ篇)」 山崎豊子

「沈まぬ太陽(アフリカ篇)」のあらすじ 広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」…

「テロリストのパラソル」 藤原伊織

「テロリストのパラソル」のあらすじ ある土曜日の朝、アル中のバーテンダー・島村は、新宿の公園で1日の最初のウイスキーを口にしていた。そのとき、公園に爆音が響き渡り、爆弾テロ事件が発生。全共闘運動に身を投じ、脛に傷を持つ島村は現場から逃げ出す…

「ブレイブ・ストーリー」  宮部みゆき

「ブレイブ・ストーリー」の感想 分類としては、ファンタジー小説となるのでしょうか。でも、ライトノベルではありません。ロールプレイングゲームをノベライズしたような感覚の小説です。もちろん、オリジナルの作品であり、逆にこの小説を基に、長編アニメ…

「希望の国のエクソダス」 村上 龍

「希望の国のエクソダス」のあらすじ 2002年秋、80万人の中学生が学校を捨てた。経済の大停滞が続くなか彼らはネットビジネスを開始、情報戦略を駆使して日本の政界、経済界に衝撃を与える一大勢力に成長していく。その後、全世界の注目する中で、彼らのエク…

「忍びの国」 和田 竜

「忍びの国」のあらすじ 時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切…

「チーム・バチスタの栄光」 海堂 尊

「チーム・バチスタの栄光」のあらすじ 東城大学医学部付属病院は、米国の心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生恭一を臓器制御外科助教授として招聘した。彼が構築した外科チームは、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門の、通称“チーム・バチスタ”…

「ラッシュライフ」 伊坂幸太郎

「ラッシュライフ」のあらすじ 泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場―。並走する四つの物語…

「ヒートアイランド」 垣根涼介

「ヒートアイランド」のあらすじ 渋谷でファイトパーティーを開き、トップにのし上がったストリートギャング雅。頭のアキとカオルは、仲間が持ち帰った大金を見て驚愕する。それはヤクザが経営する非合法カジノから、裏金強奪のプロフェッショナルの男たちが…

「ツナグ」 辻村深月

「ツナグ」のあらすじ 一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの…

「オレたち花のバブル組」 池井戸 潤

「オレたち花のバブル組」のあらすじ 「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先…

「オレたちバブル入行組」 池井戸 潤

「オレたちバブル入行組」のあらすじ 大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かり…

「オーデュボンの祈り」 伊坂幸太郎

「オーデュボンの祈り」のあらすじ コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未…

「流星の絆」 東野圭吾

「流星の絆」のあらすじ 何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、…

「何者」 朝井リョウ

「何者」のあらすじ 就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから―。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策と…

「パーク・ライフ」 吉田修一

「パークライフ」のあらすじ 公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか?スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動…

「13階段」 高野和明

「13階段」のあらすじ 犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。二人は、…

「博士の愛した数式」 小川洋子

「博士の愛した数式」のあらすじ 「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた―記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言…

「神々の山領」 夢枕 獏

「神々の山領」のあらすじ カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその…

「カラフル」 森 絵都

「カラフル」のあらすじ いいかげんな天使が、一度死んだはずのぼくに言った。「おめでとうございます、抽選にあたりました!」ありがたくも、他人の体にホームステイすることになるという。前世の記憶もないまま、借りものの体でぼくはさしてめでたくもない…

「64(ロクヨン)」 横山秀夫

「64」のあらすじ 元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。記者クラブと匿名問題で揉める中、“昭和64年”に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件への警察庁長官視察が決定する。だが被害者遺族からは拒絶され、刑事部からは猛反発をくらう…

「ゆりかごで眠れ」 垣根涼介

「ゆりかごで眠れ」のあらすじ 凄絶な少年時代を過ごしながらも、コロンビア・マフィアのボスにまで上りつめた日系二世のリキ・コバヤシ・ガルシア。この日常に馴染めずも生きる、元刑事・若槻妙子。リキなしには生きていけない元浮浪児・カーサ。組織の中で…

「夜のピクニック」 恩田 陸

「夜のピクニック」のあらすじ 高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学…

「模倣犯」 宮部みゆき

「模倣犯」のあらすじ 公園のゴミ箱から発見された女性の右腕。それは「人間狩り」という快楽に憑かれた犯人からの宣戦布告だった。直木賞受賞作『理由』以来三年ぶりの現代ミステリー。 炎上しながら谷底へ落ちていく一台の車。事故死した男の自宅には、数…

「亡国のイージス」  福井晴敏

「亡国のイージス」のあらすじ 自らの掟に従い、15歳で父親を手にかけた少年。一人息子を国家に惨殺され、それまでの人生をなげうち鬼となった男。祖国に絶望して叛逆の牙をむく、孤独な北朝鮮工作員。男たちの底深い情念が最新のシステム護衛艦を暴走させ、…

「ガリレオ」シリーズ  東野圭吾

「ガリレオ」の感想 ガリレオシリーズの中でも、「探偵ガリレオ」「予知夢」「ガリレオの苦悩」の短編3冊の感想です。長編とこれ以降の短編は、また、後日に。 福山雅治主演でドラマになってますが、ドラマより先に小説を読みました。 まず、このシリーズは…

「青の炎」 貴志祐介

「青の炎」のあらすじ 櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無…

「ねじまき鳥クロニクル」 村上春樹

実際に読書を始めたのは3年ほど前なので、ブログが現実に追いつくまでは、過去に読んだ本は当時の感想を思い出しながら、書いていきます。 同時に今読んでいる本の感想も随時書いていきます。 「ねじまき鳥クロニクル」を読んで最初の感想は、どのような感…

何から読めば・・・

本を読むと決めても何から読めばいいのかが分かりません。 興味のある小説の分野や好きな作家も思い浮かびません。(何十年も読まなかったのだから当然ですが・・・)

読書を始めた理由

今から、3年ほど前のことですが、 私は、40歳になるまで、読書とは無縁の生活を送っていました。 小中学生の頃は、漫画とゲーム。 高校生の頃は、受験勉強。 大学生の頃は、バイト三昧。 学生と言いながら、読んだ本(教科書と漫画以外)の記憶が全く思い浮…