毎日が読書日和ー思ったままの感想文

本を読み、備忘録的に感想を綴るブログ。主に小説。映画もたまに。

小説(作家名)-あ行の作家

ゴールデンスランバー:伊坂幸太郎【感想】

自分の眼で世界を見て判断し、自分の意志で生きていくこと。惰性で流され、何も考えないで生きていることが、どれほど恐ろしいことなのか。伊坂幸太郎が描きます。

フィッシュストーリー:伊坂幸太郎【感想】

完全に独立した、4編の中篇から成る「フィッシュストーリー」です。 収録作品は、「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」の4作品です。 文庫では、中篇と紹介されていますが、「動物園のエンジン」と「サクリファイス…

陽気なギャングの日常と襲撃:伊坂幸太郎【感想】

何も考えずに読めて、単純に笑えて楽しめる極上のエンターテイメント作品です。特に、深いメッセージ性は感じません。だからこそ、気楽に読めます。 「魔王」のメッセージ性の強さとは、全く違います。同じ作家でありながら、バリエーション豊かだなと感じま…

「伊坂幸太郎作品」出版順一覧 読むなら出版順?!【随時更新】

私が、特に好きな作家の一人である「伊坂幸太郎」さん。 彼が作り出す小説の世界は、読者を惹きつけ離さない魅力があります。その魅力は、軽妙な会話や緻密に計算されたストーリー展開はもちろんですが、個性溢れる登場人物たちの魅力が小説の世界をさらに引…

終末のフール:伊坂幸太郎【感想】

「八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する」 ハリウッド映画では、よくある設定です。その危機を脱するため、リーダーシップを発揮する指導者や、危険を顧みず立ち向かう英雄を描くのが、この設定の常です。人類が一丸となり危険を回避することで爽快感を得…

砂漠:伊坂幸太郎【感想】

面白かった。しかも、感動もする。あっという間に読み終わってしまいました。 自分が大学生だった頃を思い出し、登場する人物たちに共感しながら読んだからこそ面白かった。 もちろん、自分が大学生の時に、小説の中のような劇的な出来事や個性溢れる人物が…

魔王:伊坂幸太郎【感想】

伊坂幸太郎は、「魔王」について、このように述べています。 表題作「魔王」と、その5年後を描いた「呼吸」の中編2編から成る小説です。 これまでの伊坂幸太郎の小説とは、全く違うモノです。伊坂幸太郎と言えば、伏線を張り、最後に回収する。その手腕が…

海の見える理髪店:荻原 浩【感想】

第155回直木賞受賞作です。 表題作「海の見える理髪店」を含む6編から成る短編集ですが、それぞれの短編に関連性はありません。完全に独立した物語です。 ただ、その中にテーマを求めるとしたら、それは「家族」です。 親子の物語。夫婦の物語。 そして、喪…

そして誰もいなくなった(ネタバレなし):アガサ・クリスティー【感想】

初読です。 今まで映像化されたものも観ていませんので、全く犯人を知らない状態で読み始めました。ミステリーは犯人が分かった状態で読むのとそうでないのとでは、面白さが10倍は違う気がします。そして、私は幸いなことに、これだけの有名な作品で、映像化…

オリエント急行殺人事件:アガサ・クリスティー【感想】

本年公開の映画「オリエント急行殺人事件」を観てから、小説を読みました。すなわち、犯人が分かった状態で読み始めました。 何故、読み始めたかと言うと、映画が映像・俳優・演技、あらゆる面において素晴らしかったので、是非原作も読もうと思った次第です…

町長選挙:奥田英朗【感想】

精神科医「伊良部一郎」シリーズの第3弾。 さすがに、三作目になると伊良部のインパクトは、一作目ほどはありません。

死神の精度:伊坂幸太郎【感想】

普通の人が考える死神は、死を運ぶ不吉な存在です。しかし、伊坂幸太郎が考えると、死神ですら、まるで会社員です。取り扱う商品が「死」であり、人間と異質な存在として描かれていますが、死神としての仕事の仕方は、会社員のそれと大して変わらない。 伊坂…

十角館の殺人:綾辻行人【感想】

本格的ミステリーの秀作です。孤島に閉じ込められた7人の人物が、順番に殺されていく。 犯人は誰なのか? 次は誰が殺されるのか? 緊迫感のあるストーリーに一気読みしてしまいました。

グラスホッパー:伊坂幸太郎【感想】

「グラスホッパー」の内容 「グラスホッパー」の感想 主要な登場人物 鈴木 蝉 鯨 最後に 「グラスホッパー」の内容 「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい…

チルドレン:伊坂幸太郎【感想】

「チルドレン」の内容 「チルドレン」の感想 5話で構成された短編集 登場人物 中心人物「陣内」 読み終えて 「チルドレン」の内容 「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中…

「マルドゥック・スクランブル 排気」〔完全版〕 冲方 丁

「マルドゥック・スクランブル 排気」〔完全版〕の内容 バロットは壮絶な闘いを経て、科学技術発祥の地“楽園”を訪れ、シェルの犯罪を裏付けるデータが、カジノに保管された4つの100万ドルチップ内にあることを知る。チップを合法的に入手すべく、ポーカー、…

「マルドゥック・スクランブル 燃焼」〔完全版〕 冲方 丁

「マルドゥック・スクランブル 燃焼」〔完全版〕の内容 少女は戦うことを選択した―人工皮膚をまとい、高度な電子干渉能力を得て再生したパロットにとって、ボイルドが放った5人の襲撃者も敵ではなかった。ウフコックが変身した銃を手に、驚異的な空間認識力…

「マルドゥック・スクランブル 圧縮」〔完全版〕 冲方 丁

「マルドゥック・スクランブル 圧縮」〔完全版〕の内容 なぜ私なの?―賭博師シェルの奸計により少女娼婦バロットは爆炎にのまれた。瀕死の彼女を救ったのは、委任事件担当官にして万能兵器のネズミ、ウフコックだった。法的に禁止された科学技術の使用が許可…

「アヒルと鴨のコインロッカー」 伊坂幸太郎

「アヒルと鴨のコインロッカー」の内容 引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑!?そんなおかしな話に乗る気など…

「銀翼のイカロス」 池井戸 潤

「銀翼のイカロス」の内容 出向先から銀行に復帰した半沢直樹は、破綻寸前の巨大航空会社を担当することに。ところが政府主導の再建機関がつきつけてきたのは、何と500億円もの借金の棒引き!?とても飲めない無茶な話だが、なぜか銀行上層部も敵に回る。銀行…

「ロスジェネの逆襲」 池井戸 潤

「ロスジェネの逆襲」の内容 子会社・東京セントラル証券に出向した半沢直樹に、IT企業買収の案件が転がり込んだ。巨額の収益が見込まれたが、親会社・東京中央銀行が卑劣な手段で横取り。社内での立場を失った半沢は、バブル世代に反発する若い部下・森山と…

「植物図鑑」 有川 浩

「植物図鑑」の内容 お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です――。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹(イツキ)という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご…

「終の住処」 磯﨑憲一郎

「終の住処」の内容 結婚すれば世の中のすべてが違って見えるかといえば、やはりそんなことはなかったのだ―。互いに二十代の長く続いた恋愛に敗れたあとで付き合いはじめ、三十を過ぎて結婚した男女。不安定で茫漠とした新婚生活を経て、あるときを境に十一…

「下町ロケット」 池井戸 潤

「下町ロケット」の内容 研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製…

「空の中」 有川 浩

「空の中」の内容 200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が…

「重力ピエロ」 伊坂幸太郎

「重力ピエロ」の内容 兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティ…

「海の底」 有川 浩

「海の底」の内容 4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。停泊中の海上自衛隊潜水艦『きりしお』の隊員が見た時、喧噪は悲鳴に変わっていた。巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、次々に人を「食べている!」自衛官は救出した子供たちと潜水艦へ立てこも…

「塩の街」 有川 浩

「塩の街」の内容 塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。だが―「世界とか、救ってみたく…

「空中ブランコ」 奥田英朗

「空中ブランコ」の内容 伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医…

「空飛ぶ広報室」 有川 浩

「空飛ぶ広報室」の内容 不慮の事故で夢を断たれた元・戦闘機パイロット・空井大祐。異動した先、航空幕僚監部広報室で待ち受けていたのは、ミーハー室長の鷺坂、ベテラン広報官の比嘉をはじめ、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった。そして美人TVディレクタ…