毎日が読書日和ー思ったままの感想文

40歳で気付いた読書の魅力。小説から映画まで、感想を綴ります。

「69 シクスティナイン」 村上 龍

「69」の内容 

1969年、この年、安田講堂事件が起き、東大は入試を中止した。アポロが月に行き、ビートルズが「アビーロード」を、ローリング・ストーンズは「ホンキー・トンク・ウイメン」をリリースした。ベトナム反戦運動が高まり、基地の町・佐世保で、僕は高校をバリケード封鎖した――。明るく楽しく生きる青春のエネルギーに満ちた日々を描いた永遠の古典。 【「BOOK]データベースより】

  

 「69」の感想

 「村上龍の作品の中でおすすめは?」と聞くと、必ず上位に入ってくる作品です。村上龍氏の実体験を基にした小説で、楽しく笑える青春小説ということです。

 作者も「これは楽しい小説である。こんなに楽しい小説を書くことはこの先もうないだろうと思いながら書いた。」と言っています。

 なので、期待して読み始めたのですが、残念ながら私はあまり面白く感じませんでした。

 

  女の子にモテるために一生懸命に何かをしようとする行動力と、そのバカバカしいほどの純粋さには、時代は違っても共感するものはあります。確かに自分も高校生時代は、女子のことばかり考えていました。

  ただ、この小説は、実際に1969年を高校生で生きた人とそうでない人とでは、感情移入度が全く違います。私は、その時代を生きていないので、当時の時代背景を肌で感じていません。なので、なんとなく遠い世界のことにしか感じることができませんでした。そこで起こること全てに現実感が伴わず、共感するものはありません。

 

 また、主人公のような情熱に溢れた高校生活を送ったわけでもなく、またそのような高校生活に憧れを持っていたわけでもないことも、この小説を面白く感じなかった理由かもしれません。

 

 懐かしさを感じることもなく新鮮さを感じることもなく、なんとなく読み終わってしまいました。高校生の時に読めば、多少は違う感想が持てたのかもしれませんが。

 余談ですが、女性が読むとどんな感想を持つのかな。

 

69 sixty nine (集英社文庫)

69 sixty nine (集英社文庫)

 

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