毎日が読書日和ー思ったままの感想文

40歳で気付いた読書の魅力。小説から映画まで、感想を綴ります。

「陽気なギャングが地球を回す」 伊坂幸太郎

陽気なギャングが地球を回す」の内容

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ! 奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。 【「BOOK]データベースより】  

 

 「陽気なギャングが地球を回す」の感想 

 とにかく面白いの一言です。軽快で小気味良い文章で、軽快で小気味良い登場人物たちが、踊るように痛快に活躍しています。

 この小説を面白くしているのは登場人物たちの会話です。特に、演説の達人「響野」の存在なしでは、ここまで面白く出来なかったでしょう。

 

  噛み合わない会話の巧みな表現とでも言えばよいのでしょうか。どうやってこんな会話を思いつくのだろうと感心します。そして、その会話の中には人生の真実とも言える言葉も、ちりばめられています。

 

 もちろん、伊坂幸太郎さんの作品らしく、様々に張り巡らせた伏線が見事に収束し、読後はさっぱりとした心持ちになります。先の展開を読ませない上に、「ここであのシーンが結び付くのか」と思うことだらけです。そして、無駄な出来事は、ありません。

 あまり余計な予備知識はない状態で読んでいただきたいので、感想はこれくらいにします。この小説が、伊坂幸太郎さんの名を一気に世に広めたのも納得の作品です。気楽に読んで、笑える小説です。

 是非。 

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

 

  ちなみに映画化もされています。私は観ていないのですが、小説とは少しストーリーが異なっているようです。キャスティングは、微妙かな。

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