毎日が読書日和ー思ったままの感想文

40歳で気付いた読書の魅力。小説から映画まで、感想を綴ります。

映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」を見た

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〈スタンド〉と呼ばれる特殊能力を持つ高校生、仗助。彼の住む杜王町では、最近、変死事件が続発していた。仗助は偶然、同じスタンド使いであり一連の事件に関わる凶悪犯アンジェロの犯行を邪魔してしまったことから、次の標的にされてしまう。アンジェロは水を操る能力「アクア・ネックレス」を駆使して、執拗の仗助を追う。その狡猾な手口によって、ついには大切な祖父の命が奪われる。家族と町を守るため、アンジェロと戦うことを決意した仗助。彼のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすことができる「クレイジー・ダイヤモンド」。そんな最も、優しい力を持つ仗助は、彼に危険を知らせに来た承太郎と共に、最強の力を使うアンジェロに立ち向かう。しかし、アンジェロの背後では、謎の兄弟がすべての糸を引いていた。果たして、仗助と町の運命はー?【公式HPより】  

 

  映画の感想 

  ジョジョの奇妙な冒険は、私が中学校の時に連載が開始しました。かなりインパクトを受けた記憶があります。独特のポーズや効果音に惹きつけられました。

 

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 漫画は、第6部の「ストーン・オーシャン」まで読みました。

 少し前ですが、第3部「スターダストクルセイダース」と、今回映画化された第4部「ダイヤモンドは砕けない」がTVアニメで放映されました。

 アニメは、映像も声優もぴったりハマっていました。

 実写映画化は、ちょっと無理があるんじゃないかなと思っていましたが、せっかくなので観に行きました。

 

 登場人物について

  人気アニメの実写化で一番問題になるのは、俳優です。キャスティングが失敗するとどうしようもありません。特に、ジョジョくらいの人気漫画になるとコアなファンも多いから難しいでしょう。 

 

東方仗助山崎賢人

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広瀬康一神木隆之介          

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空条承太郎伊勢谷友介

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虹村形兆岡田将生

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虹村億泰(真剣佑) 

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山岸由花子小松菜奈 

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片桐安十郎(山田孝之

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 ジョジョに登場する人物は、どれもキャラが濃い。外見も中身も、独特の世界観があります。キャスティングは知っていましたが、実際にスクリーンで見てみると、原作のイメージがほとんどなかった。唯一、山岸由花子のサイコ気味な演技は原作に近いかな。

 まず思ったのは、みんな顔が整いすぎて、さっぱりし過ぎです。山崎賢人演じる仗助も顔が綺麗すぎて迫力がない。

  

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 ↑ 原作

髪型が一緒なだけで、体格も雰囲気も原作の面影を全く感じない。

 

岡田将生演じる虹村刑兆にいたっては、まるでモデルのような顔とスタイルです。

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↑ 原作 

 

 人気漫画の実写化なので、人気俳優を使いたい気持ちはよく分かるのですが、あまりにもイメージからかけ離れています。

 他の登場人物も、イメージとは違うのですが、この2人が突出していました。

 原作を知らない人なら、受け入れられるのかもしれません。私は無理でした。

 

 ただ、東方良平役の國村隼は、イメージとは違いますがいい味が出ていました。

 

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 ストーリーについて

 ストーリーは、第4部の最初から虹村刑兆が殺されるまでです。

 「これ、原作を読んでいない人は、意味が分からないんじゃないの?」と感じました。

 第4部の映画化なので仕方ないですが、この第4部に至るまでに、当然、第1部から第3部があります。そして、ジョジョの奇妙な冒険は、血筋として受け継がれてきた運命の物語です。いきなり、第4部だけを見ても、その血筋の重みを知ることは出来ません。

 この映画が、原作を読んでいることを前提として製作されているのだと感じさせる理由はいくつかあります。

 まずは、ジョセフ・ジョースターです。ジョセフの孫・空条丈太郎が、仗助はジョセフ・ジョースターの息子であることを告げます。原作を読んでいる人は、ジョセフがどういう人物かは分かりますが、未読の人は、「誰それ?」となります。そもそも、承太郎自体が、どれほどの人物なのかも全く分からないでしょう。いきなり、物語についていけない気がします。

 

  スタンドとはいったい何なのか?

  弓と矢とは?

  承太郎が持っていた写真は?

  虹村兄弟の父親はどうしてあの姿なのか?  などなど。

 

 特に、スタンドについては、第3部を読んでいないと意味が分からない。

 上映時間に限りがあるので、切り捨てざるを得ない部分があるのは仕方ないです。ただ、原作を読んでいることを前提にいろいろなことを切り捨てています。

 

映像について

  独特の髪型・服装。スタンド。

 ジョジョは、ビジュアルが重要な漫画です。これらのビジュアルをどのように表現するのか。

 まずは、ロケ地です。原作での舞台は「杜王町」。モデルとなったのは、仙台です。原作で、広瀬康一が「杜王町は1980年代からM県S市のベッドタウンとして急速に発展した町で、1994年時点で人口は58,713人」と言っています。  

 

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 おそらく日本のどこかで撮影することもできたかもしれません。しかし、映画では思い切っての「スペイン」です。

 

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 原作とは、違う雰囲気になってしまいました。もともと現実的でないマンガの実写化です。あの髪型や服装が、日本の街並みに違和感なく溶け込めるとは思えません。

 なので、日本でなく海外に舞台を求めたのは成功です。登場人物たちが、それほど違和感なく見れました。

 

 スタンドについては、私は微妙に感じました。

 

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 「クレイジーダイヤモンド」や「スタープラチナ」は、いかにも生命エネルギーの発現といったイメージです。

 しかし、「アクア・ネックレス」は、実体化しすぎている気がしますし、「バッド・カンパニー」は、プラモデルに見えてしまいました。

 

総合的な感想 

 この映画、結構イタイんじゃないかな。原作を読んでいる人には、なかなか受け入れられなさそうだし、読んでいなければよく分からないだろうし。

 第一章なので、当然続編があります。映画も、そのような形で終わっています。しかし、最後に刑兆を殺した相手にびっくりします。ちょっと物語を飛ばし過ぎじゃないのかな。

 これ本当に続編もコケるんじゃないのかと心配してしまいます。

 

warnerbros.co.jp

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