晴耕雨読で生きる

本を読み、感想や書評を綴るブログです。主に小説。

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定期「2018年1月(睦月)」の読書本

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 2018年。最初の月の読書本は、11冊でした。あまり読まなかったな、という印象です。今月は、伊坂幸太郎が3冊。沢木耕太郎が2冊。アガサ・クリスティーが2冊。特定の作家さんに偏ってしまいました。それでは、私のおすすめ度合いを。   

おすすめ度★★★★★  

夜特急1 香港・マカオ 沢木耕太郎  

読めば、必ず旅に出たくなる。何もかもを捨て去り、行程表もなく自分がこうしたいと思った通りに行動する旅へ飛び出したくなった。 

夜特急2 マレー半島・シンガポール 沢木耕太郎  

何の不安もなく、知らない世界へ飛び込んで行く。その大胆さと行動力がなければ、旅を続けていくことは出来ない。果たして、自分に出来るのか。自問自答しました。

の満ち欠け 佐藤正午  

愛する人に再会するために、生まれ変わりを繰り返す。よくある恋愛小説のように感じますが、読後の感動は大きかった。 

と鋼の森 宮下奈都  

美しい小説でした。登場する人物、言葉、表現。全てが美しい。心に響く小説です。

漠 伊坂幸太郎 

大学生時代を思い出し、切ない気持ちになりました。二度と戻らないから、こんな気持ちにさせられたのかも。伊坂幸太郎らしい軽快な面白さとともに、感動も与えてくれます。

おすすめ度★★★★

末のフール 伊坂幸太郎  

小惑星衝突という絶望的な状況の中、それでも生きていく人々が、軽妙な文章で描かれています。

おすすめ度★★★

して誰もいなくなった アガサ・クリスティー  

初読でした。意外な人物が犯人で、楽しめました。ミステリー作品は、やはり初読が一番楽しめると感じます。 

王 伊坂幸太郎  

物語が、中途半端に終わってしまうので爽快感は薄い。大衆扇動の問題提起が、前面に押し出されているので、好みが分かれるかも。

おすすめ度★★ 

リエント急行殺人事件 アガサ・クリスティー  

先に映画を観ていたので、面白さは減少してしまいました。犯人が分かっていると仕方ないかもしれませんが。犯人を知らなければ、面白いはずです。犯人が意外な人物なので。 

の見える理髪店 荻原 浩  

6編の独立した短編なので、全てに共感できるわけではありません。全体的に淡々と進み、物足りなさを感じます。

おすすめ度★

ードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス 川原 礫  

アインクラッドから続く物語が、ようやく終結します。ストーリーとしては面白いのですが、キリトの異常な強さと、都合の良い展開に白けてしまう部分もあります。