毎日が読書日和ー思ったままの感想文

本を読み、備忘録的に感想を綴るブログ。主に小説。映画もたまに。

小説(作家名)-さ行の作家

深夜特急5 トルコ・ギリシャ・地中海:沢木耕太郎【感想】

第4巻「シルクロード」は、とにかく移動に次ぐ移動ばかりでした。その国々の深層にまで踏み込むほどの熱意や興味をあまり感じていないようでした。 著者の比較対象は、今までの旅の中でも、特に香港になってしまっているようです。香港のような興奮を感じさ…

つばさものがたり:雫井脩介【感想】

久しぶりに泣きそうになった一冊でした。 天使と妖精のハーフの「レイ」。レイの姿が見え、会話ができる叶夢。 ファンタジー小説かな、と思わせます。 しかし、主人公の君川小麦に降りかかるのは、乳がんという現実的な苦しみ。夢であったケーキ屋を開店する…

深夜特急4 シルクロード:沢木耕太郎【感想】

第3巻「インド・ネパール」で、ようやく本来の旅の出発地であるデリーに辿り着きます。 デリーでの出来事は、第1巻「発端」において、既に詳細に描かれています。第4巻は、発端の続きです。デリーを出発するところから始まります。少しだけ、回想としてデ…

深夜特急3 インド・ネパール:沢木耕太郎【感想】

シンガポールから、本来の旅の出発地であるインドへと旅立つところから始まります。と言っても、旅の出発地となる「デリー」に向かわず、手前の「カルカッタ」へ降り立つところは、いかにも、放浪に近い「旅」の醍醐味なのであろう。 カルカッタへ行くと決め…

ミュータンス・ミュータント:島谷浩幸【感想】

本格歯科ミステリー! 初めて聞くジャンルです。ジャンルはともかく、この帯を見る限り、とても斬新な設定のミステリー作品だと思わせます。 連続変死体。しかも、死体には歯が全く残っていない。 一体、どういうことなのか?何が起こっているのか? 期待が…

月の満ち欠け:佐藤正午【感想】

第157回直木賞受賞作です。 全く内容を知らずに読み始めました。恋愛小説なのか、ミステリーなのか、ファンタジーなのか、コメディなのか。それすらも知らずにです。 だから、物語が「愛する人に再会するために、生まれ変わりを繰り返す」という内容だと気付…

深夜特急2 マレー半島・シンガポール:沢木耕太郎【感想】

香港を出発し、次の目的地は、タイ・バンコク。バンコクに行く決心をした理由も面白い。香港滞在を延ばすためのビザを書き換える窓口が混んでいて、全てが面倒になり、バンコク行きを決意する。 いかにも、放浪に近い旅だと思う。 思いついた時に、思いつい…

深夜特急1 香港・マカオ:沢木耕太郎【感想】

旅に出たくなる。その一言に尽きます。 この小説で描かれているのは「旅行」ではなく、「旅」と言う言葉が相応しい。「旅」でなければ「放浪」と言う言葉でもいいかもしれない。行程表もなく、自分がこうしたいと思った通りに行動していく。 ただ、その行動…

君の膵臓をたべたい:住野よる【感想】

本屋大賞第2位。2017年8月時点で累計発行部数は200万部。そして、インパクトのあるタイトル「君の膵臓をたべたい」。さらに映画化。 気になっていた小説です。あまり詳しい内容は知らなかったのですが、ジャンルとしては恋愛青春小説なのかな、と思っていま…

小説 関ケ原:司馬遼太郎【感想】

映画「関ケ原」を観た後に、原作の「関ケ原」も読んでみようと思い立ちました。本格的な歴史物を読むのは久しぶりでしたが、思い切り引き込まれてしまいました。かなりの長編なのですが、息をつく暇がないという言葉がぴったりです。 小説は、秀吉の死が近づ…

また、同じ夢を見ていた:住野よる【感想】

「また、同じ夢を見ていた」の内容 「また、同じ夢を見ていた」の感想 奈ノ花の口癖「人生は・・・」 アバズレさん・おばあちゃん・南さん さいごに 「また、同じ夢を見ていた」の内容 きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。学校に友達がいない“私”が…

「ハサミ男」 殊能将之

「ハサミ男」の内容 美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。…

「星を継ぐもの」 ジェイムス・P・ホーガン

「星を継ぐもの」の内容 月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない…

「海底二万海里」 ジュール・ヴェルヌ

読んだことはなくても、誰でもそのタイトルを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 ジュール・ヴェルヌのSF冒険小説の傑作です。何よりすごいのが、この作品が発表されたのが、1870年ということです。1870年は日本でいえば、明治3年です。明治維新…